グレーな世界を愛したい
アンビバレントとは「相反する感情や考え方を同時に心に抱いている」さまを指す言葉。相反する感情が併存している(=アンビバレントな)状況は、どっちつかずの状態を維持していることでもあり、文脈によっては「曖昧」と訳しうる意味合いで解釈されることもある。これはどちらかといえばネガティブなニュアンスを含む。*1
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2016.5.13
「あなたが好きな場所」というテーマについて述べなさい。
「感情が交互するトイレ」
私の好きな場所は地元にあるTSUTAYAのトイレである。そのトイレは店が改装されてまだ日が浅いため、真新しく清潔だ。
また、掃除も行き届いているのでゴミが落ちていることも少なく、トイレ特有の嫌な臭いもしない。個室全体の色はブラウンと白の落ち着いた雰囲気で、手洗い場が二つに、個室が二つの比較的狭い空間である。
私がこのトイレが好きな理由は二つある。まず一つ目に、人があまり来ないという点だ。このトイレは並んで待つということはほとんどない。なんの気負いもなく一つの個室を占領することができる。
二つ目に、戻ると誰かがいるという安心感があるという点だ、このTSUTAYAにはカフェがあり、そこで本を持ち込んで読書をすることができる。私がここを長時間利用するときは大抵友達と勉強をしに来るときだった。
一緒に勉強する一方、トイレ内では一人の孤独な時間が流れる。それは寂しさを覚えるが、同時に戻ると友達がいるという安心も感じられる。
立ち寄るトイレとは違い、「相手を待たせている」という罪悪感もない。ただ、戻ると誰かがいるということが孤独の中で安心に繋がっているのである。
以上の二つの理由から、孤独と安心感が同居しているこのトイレが私は好きだ。
制作意図・感想
作文に近くなりやすいテーマを小論文調にするのが逆に難しかった。そのため省いた表現もあって、うまく伝わっていないところがある(と思う)
久しぶりに書いたので日本語がおかしいです。
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予備校で書いた初めての小論文、これ。
久しぶりにまた掘り返してみてみたら、自分って案外めんどくせーやつなんだなって。
一人になりたいけど、なりたくない。だけど孤独になりたくない。
なんてことをどこかのアイドルが歌ってたけど、まさにそんな感じで。
今を生きている人たちって性急に答えを求めたがっている。
分かりやすく白黒つけたい。
誰が悪い悪くない、好き嫌い、敵味方
ドラマでは思いを伝えあってゴールイン、振られたかませ犬は新たな恋愛へ走り出す、正義が勝ち、悪い奴は裁かれる。分かりやすいハッピーエンドがみんな大好きよな。
私も結局、その白黒つけたがる一人なんだけど、最近はもうそんな風に考えるのが面倒になってきた。
高校ぐらいまでは、正しいものは正しいと言いたかったし、間違っているものはこの世から無くなったほうがいいと思っていたんだけどね。
地に足がつかない話をして申し訳ないんですけど、うん。
実際のところ、分かりやすい結末なんて都合よく用意されていないのよ。
政治家の汚職に声をあげよう!とか、小児性愛者に対して規制を!とか、みんなで白黒つけてやろう!みたいな動きが日々広がってきて、なんかめちゃくちゃ疲れてしまった。
こんなネットの動きが当たり前な今を生きている多感な年ごろの子たちって大丈夫かな、将来逆に心配なんですけど。ほらまた白黒つけようとしてる。こういうとこよ。
人って、人と関わっていかないと無理じゃないですか。誰もここまで一人で生きてきた人なんていない、でも、必要以上に人に関わっていかなくていいんじゃないの、って。
みんななんとなく流されて、なんとなくで生きて、なんとなーく何かが欠けた生活を、ごまかしながら続けているんだよ。
自分だってグレーに生きてるくせに、人に偉そうに線引きして「お前は黒だ」って考えること自体につかれた。つかれた。
もっと人に無関心になっていいんじゃないですかね。無関心なことって悪いことなのかな。
曖昧に、誰の味方でもなく、敵でもなく、ぼんやり眺めてるだけで。
他人がどうなったって知ったこっちゃない、不幸になったり幸せになったり、好きにしてもらって、うん。
こんな世界どうかな?
あー、グレーな世界を愛したい。
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あるいは、2つの価値観を同時に持っているという点で「両価性を持っている」という意味で使用されることもある。この場合にはどちらかといえばポジティブなニュアンスを含むこともある。*2